バイナンスでは最近KYC(Know Your Customer:身分証明)について、日本人ユーザーが義務付けられることになりました。これは各国の規制に関して対応するためのものとされています。
こちらの記事ではバイナンスのKYCの方法についての解説をします。
本人確認のやり方として、アプリを使用したりしてシンプルではありますが、わからない人もいるかと思います。
・2021年10月以降、日本人はKYCがKYCを完了しないといけない
・KYCに必要なものはパスポート、自撮り写真、スマホのアプリ
KYCの必要性について
まず最初にKYCが必要かどうかについて説明をしますと、バイナンスを使用する上で今後KYCは必ず必要となります。
KYCを完了していないユーザーはトレードをすることができなくなります。既存のユーザーはトレードができなくなり、出金だけの機能が残るとのこと。また新規ユーザーはKYCが完了してからトレードを行うことができるようになります。
このことから今後バイナンスを使用するのであれば、KYCを実施しなければいけないことになります。
KYCに必要なもの
KYCに必要なものとしてはいくつかあります。いずれにしてもそれほど入手が大変なものではありませんので、事前に準備をしましょう。
パスポートをスキャンした画像ファイル
・パスポート、運転免許証がKYCのID証明で使用することができる。
・相手が外国人のため、世界共通であるパスポートが最適
パスポートとパスポートをスキャンした画像のファイルが必要になります。これはバイナンス独自のものではなく、使い回しができます。
パスポートは10年更新で、頻繁に変わるものではありませんので一度スキャンデータを入手しておくと便利です。
クリプトカレンシーの業界では基本的に海外のプロジェクトがメインになります。海外の取引所などでKYCをする際には、パスポートが最適だと思います。
理由は世界共通のフォーマットだからです。例えば、運転免許証などは日本独自のフォーマットです。あれを海外の方々にKYCで見せてもわかりにくいと思います。なので私としてはパスポートをオススメしますし、パスポート以外をKYCで使用した事がありません。
パスポートをスキャンしたJPEG形式などのファイルが必要なのですが、ご自宅にスキャナーがない方も多いと思います。
身近にある簡単な方法としては、コンビニエンスストアでスキャンする事です。
コンビニにあるコピー複合機で簡単にスキャンする事ができます。それをUSBやSDカードで保存して家に持ち帰るだけで簡単にスキャンデータを入手する事が出来ます。
これもパスポート10年更新に対して、たった一回だけすればいい事なのでぜひやっておきましょう。
自撮りした画像ファイル
・顎から頭まで顔全体まで写った画像を用意しましょう。
自撮りした画像のファイルが必要になります。こちらは簡単にいつでもできるのでKYCに通す前に自撮りしておきましょう。
背景は白色などで、余計なものが映らないところで写真を撮るといいかと思います。例えば、自宅ですと白い壁紙のある壁を背景に自撮りするといいです。
また夜ですと光が弱く暗く写りがちなので、昼間に逆光にならないように撮影するのがベストです。
顎から頭まで顔全体が映るようにして自撮りをするようにしましょう。
スマホにアプリをインストール
・KYCを申請する過程でアプリが必要になります。各自のスマホにアプリをインストールしましょう。
KYCをする際にはスマホのアプリと連動して行う必要があります。理由はわかりませんが、1人のユーザーが複数アカウントを持たないようにする仕組みなのかと思います。

バイナンスのアプリはiPhoneの場合にはこちらのリンクから無料でダウンロードする事ができますので、KYCをする前には入手しておきましょう。
https://www.binance.com/en/download

KYCの方法
KYCの方法がとても複雑なものとなっています。必要なものとしては身分証明書のスキャンデータ、スマホさえあればKYCを実施することが出来ます。
登録を完了した後に、KYC(個人認証)や二段階認証を完了してからサービスを利用することができます。

なお下記の手順は基本的にはパソコンを使用しています。後半はiPhoneを使用しています。
まず最初にログインした状態で、KYCページに移動しましょう。

KYCのページに移動するには「Identification(身元)」をクリックしてください。

続いてVerifiedにて「Start Now(開始)」をクリックしてください。

Goverment-Issued ID Card(政府発行の身分証明カード)、Passport(パスポート)、Drivers Licence(運転免許証)の3つから選べます。
私のオススメとしてはPassport(パスポート)になります。理由としてはパスポートの記載は世界共通なので、シンプルに伝わりやすいためです。
パスポートにて申請する場合には、「Passport」をクリックしてください。
続いて、Upload File(アップロードファイル)をクリックして、パスポートの顔写真付きのトップページをスキャンした画像をアップしてください。

続いて顔写真をアップロードします。これは顔全体が映るようにして自撮りをするだけです。
アプリなどで加工してはいけないのと、メガネや帽子やマスクなどはつけずに自撮りしましょう。

つぎのこのようなQRコードが表示されます。
この後にスマホにインストールしてあるバイナンスのアプリを起動させてください。
アプリの右上にあるスキャンのボタンをクリックすると、カメラが起動しますのでQRコードを読み込んでください。

アプリにて「Start Verification(認証開始)」をクリックしてください。
そうすると、バイナンスのアプリ内でカメラが起動します。左右を見ると顔認証がされます。
この時に、帽子は被らない、メガネをはめない、フィルターをつけない、明るいところで行うようにしてください。
成功するとこのようにVerification Successful(認証成功)と表示されます。

つづいてパソコンの方の画面では「I have completed this on my phone」をクリックできるようになってますので、クリックしましょう。

すぐにバイナンスからSMSにメッセージが来ます。これはあくまでもKYCの申請ができたというもので、承認が完了されたわけではありません。

KYC申請ができましたら、Under Review(確認中という意味)の状態になります。これが承認するまで待ちましょう。
