2022年5月にTerra(LUNA)の仕組みが崩壊して暴落をして現在では無価値なほどの価格となっている。
そんなLUNAですが、新しく「LUNA2.0」として再出発した。なおメインネットの名称は「Phoenix-1」。
当記事ではフェニックス(不死鳥)と名付けられた新しいLUNAと元々あるLUNA CLASSICに関して解説する。

Terra(LUNA)の暴落
TerraUSD(UST)はステーブルコイン。ドルとのペッグを維持することが出来なくなり、LUNAと共に暴落した。
コリアン発のクリプト、Terra(LUNA)とTerraUSD(UST)により市場はパニックに陥った。
LUNAの暴落にはステーブルコインであるTerraUSD(UST)が関わっているのは多くの人は知っていると思う。
実はその前から暴落の兆しがあった。2022年5月7日にはATHである$1.0を記録した直後から急落が起きた。
5月頭にはバブル崩壊が迫っているのを多くの人が察していただろうと思う。
高利回りをうりにしていたTerraのDeFiである「アンカー(Anchor)」の資金が$LUNAの急落をきっかけに$87億から10分の1である$9億に減ったのである。
これをきっかけにステーブルコインであったUSTはドルとのペッグを維持することができなくなり暴落が続いた。
5月頭には$80だったLUNAが現在では$0.0001014となった。

このペッグを維持できなくなった理由にはさまざまな要因があります。
LUNA2.0で最スタート
旧TerraはTerra Classic($LUNC)に名称を変更。
新TerraをTerra($LUNA)の名称を引き継ぐ形となった。
LUNAの暴落から数日後に、LUNAの企業であるTerraform Labsはブロックチェーンを停止した。
当初大手の取引所において$LUNAを取引することもできたが、即座にトレードを停止していく流れとなった。
数日後にはトレードをほぼすることはできず、バイナンスにおいてはBUSDの通貨ペアのみを扱っていた。
その後5/28に新たにUSTのアルゴリズムは引き継がずにブロックチェーンを開始した。これにともない新しいLUNAではステーブルコインの仕組みは使われない仕様となっているようだ。
また名称やシンボルなども変更されている。
もともとTerra($LUNA)だったものがTerra Classic($LUNC)。
新しいTerraがTerra($LUNA)というように名称とシンボルが変更となっている。
なおTerraの新しいブロックチェーンでは「Phoenix-1」と名付けられており、これはフェニックス(不死鳥)という意味なのだ。
LUNAの将来性
新Terra($LUNA)は時価総額2,807位であり、大手取引所に上場しているものの不信感から購入されないだろう思われる。
新しくローンチされたLUNA2.0ことTerra($LUNA)やねんけど、現在の時価総額が2807位になっており価格も低迷している。
現時点では多くの人がLUNAの購入を控えており、厳しい状態だと容易に想像がつく。
またDeFiといえど異常なほどの高利回りのサービスを提供しそれにより暴落を起こしたという事実がある以上復活は厳しいはず。

クリプト業界では当然のように信頼がまず第一。
先月のLUNCの暴落により資産を失った投資家も多く、不信感から購入を控えているトレーダーが多いことだろう。
ただ一方でBinance(バイナンス)などの世界的に大手の取引所においてLUNAを上場させている状況などの好材料から判断が難しい。
ただコリアンは危険。これはクリプトマーケットの常識やで。