クリプトカレンシー(暗号資産)におけるウォレットにはリカバリーフレーズというものがある。
リカバリーフレーズは資金を管理する上で大変重要なものである。特に初心者でえあれば必ず知っておいて欲しいワードの一つである。
こちらの記事ではリカバリーフレーズに関する情報と使い方などを説明する。
- リカバリーフレーズの基本的な情報
- リカバリーフレーズの使い方
リカバリーフレーズとは?

- 復元するための単語の集まりである。
- 鍵(パスワード)のようなものである。
- シークレット・フレーズ、シードフレーズと同じもの。
復元するための単語の集まり
リカバリーフレーズはリカバリー(復元)するためのフレーズ(単語の集まり)である。
英語では「recovery(リカバリー)」を復元、 「phrase(フレーズ)」を単語の集まりを意味している。
トラストウォレットを使用するにあたり、ウォレットの復元をする際に必要となる単語の集まりを意味している。
こに復元する為のフレーズは確実に大切に保管してかないといけない。あとあとウォレットを移動したり、必要な時に何もできずに資産を失う危険があるからだ。

鍵(パスワード)のようなもの
リカバリーフレーズはただの「ウォレットを復元するための単語の集まり」というだけでなく、ウオレットの鍵だったりパスワードのようなものでもある。
つまりこれさえあれば、ウォレットを使用することができるのである。もちろんウォレットにアクセスができるという事は資金を移動したり、ウォレットをDeFiなどのサービスに連携させたりして使用することができる。
一方でリカバリーフレーズというのは危険なものでもある。これさえ知っていればアクセスできるからだ。
自分自身だけの利用であれば危険ではないのだが、もしこれを第三者に伝えてしまえば資金を失うリスクがある。つまりリカバリーフレーズは他人に教えてはいけない。
知らないのであれば、「リカバリーフレーズは他人に教えてはいけない」だけ覚えておいてほしい。

ウォレットにより呼び方が違う
リカバリーフレーズだが、そのウォレットにより呼び方が違う。「Secret Recovery Phrase(シークレットリカバリーフレーズ)」だったり「Secret Phrase(シークレット・フレーズ)」、「Seed Phrase(シード・フレーズ)」などサービスによって言い方が違うだけであり、内容は同じである。
これらは同じものであり、ウォレットを復元したり、サービスを利用するのに必ず必要なものである。
コインベースのウォレットにおいては「Seed Phrase(シード・フレーズ)」と言うのだが、シードは「種」とか「根源」とかいう意味である。
- トラストウォレット:Recovery Phrase(リカバリー・フレーズ)
- メタマスク:Secret Recovery Phrase(シークレット・リカバリー・フレーズ)
- コインベース:Seed Phrase(シード・フレーズ)
リカバリーフレーズの使い方

- ウォレットを復元できる。
- 他のウォレットで使うことができる。
ウォレットを復元できる
リカバリーフレーズがあると、ウォレットをリカバリーすることができる。
例えば、トラストウォレットの場合ではウォレットアプリを削除してしまった際には、リカバリーフレーズが必要となる。
操作としてはトラストウォレットのアプリを再びインストールしてから、リカバリーフレーズを入れ込むとウォレットが復活する。
これは簡単にできることであり、基本的な操作であり知っておくと良い。

他のウォレットにインポートできる
トラストウォレットのリカバリーフレーズがあると、Metamask(メタマスク)などのウォレットにインポートすることができるのである。
これは逆も同じであり、メタマスクをトラストウォレットにインポートすることができる。
