最近では円安ドル高となっており、ドル円も130円を突破しました。米国ではインフラ水準が高まっており、USDCに注目しているトレーダーも多い。
クリプトカレンシーには多くのステーブルコインがあるが、今回の記事ではUSDC(USDコイン)に焦点を当てて解説する。
- USDC(USD Coin)とは何か?
- USDCの将来性について
- USDCの買い方
USDCとは?

- USDと連動したテーブルコイン
- Coinbase社とCircle社により発行された信頼製の高いコイン
- 世界のトップクラスの金融企業であるゴールドマンサックスが出資
- イーサリアムのトークン規格ERC-20を採用
名称 | USD Coin |
シンボル | USDC |
現在の価格 | 1.00ドル |
時価総額 | 552億ドル |
時価総額ランキング | 4位 |
購入できる取引所 | バイナンス、クラーケン、コインベース |
ウェブサイト | https://www.centre.io/usdc |
USDCはステーブルコイン
USDC(ユーエスディーシー)はイーサリアムをベースにしたUSDに連動しているステーブルコインである。
ステーブルコインは「Stable(ステーブル:安定)」のコインであり、安定していることを意味している。この価格の安定を裏付けているのはUSD(米ドル)と連動するように設計されてるのが特徴だ。
ステーブルコインというのは他にも多くあり、テザー(USDT)やBUSD(バイナンスUSD)など様々である。

またUSDCは法定通貨であるドルを担保となっており、ドルに合わせてサプライを変動させている。
ステーブルコインはドルと同等の価格になっており、全体の0.2%未満を推移していてほとんど変動はない。
実際に、ここ1年間の価格の変動としては、最安値が$0.9980、最高値が$1.0016となっている。$1を基準にすると、-0.2%〜0.16%である。

なお米ドルというのは知っての通り、アメリカ合衆国の通貨である「ドル」であり、オーストラリアの通貨「オーストラリアドル」やカナダの通貨「カナダドル」と区別をつくように、米ドル(US Dollar)と言う。
信頼製の高いステーブルコイン
- Coinbase社とCircle社により発行
- ゴールドマンサックスが出資
- NYDFS(ニューヨーク州金融サービス局)から認可を受けていた
USDCはクリプトカレンシーエクスチェンジであるCoinbase(コインベース)とフィンテック企業であるCircle社の2社によりローンチされた。
Coinbase(コインベース)の歴史は古く、設立は2012年である。
コインベースはアメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコに本拠地を構えるクリプトカレンシーの取引所である。
ここで重要となるのはNASDAQにも上場しているアメリカの企業であるCoinbase(コインベース)が作ったステーブルコインであるという点である。

またThe Goldman Sachs(ゴールドマンサックス)が」出資している。アメリカの金融企業であるゴールドマンサックスは世界でもトップクラスの金融企業グループである。
日本人でも少しでも詳しい人なら誰もが知っているかと思う。
- 世界トップクラスの金融企業グループ
- 株式、債権、不動産、保険などのサービスを提供
Coinbase社とCircle社は、Bit Licenceというライセンスを取得し運営しているのも信頼が持てる。
Bit LicenceはNYDFS(ニューヨーク州金融サービス局)から免許を与えられている。なおなぜカリフォルニアの企業がニューヨークから認可を受けているかというと、アメリカの金融の中心はウォール・ストリートであり、つまりNYだからである。
もしライセンスを受けていない場合には、最悪事業が停止し、価格が暴落する危険がある。USDCでは認可を受けている企業が運営していることからそういった基本的な心配は無いのである。
USDCはアメリカの金融機関からの監査を一定期間ごとに受けており、信頼性がお墨付きなのである。
イーサリアムがベース
USDCはイーサリアムのブロックチェーンのトークン規格であるERC-20を採用している。
世の中にあるほとんどのイーサリアムベースのアルトコインはERC-20となっている。ERC-20では資金調達を行う機能があったり、コミュニティからプロジェクトの今後の行方を決定する為の投票権のようなものとなる機能があったりするのが特徴である。
またイーサリアムベースであることにより、イーサリアムのウォレットで管理できるのが最大の特徴だ。
イーサリアムに対応しているウォレットとしては多くある。例えば、メタマスクやコインベースウォレットやトラストウォレットである。
主要なウォレットの多くはイーサリアムベースのアルトコインを保管することができる。
USDCのチャートと現在の価格

USDCの価格は基本的には$1.0である。以前はステーブルコインでも価格差があることもあったが、最近では価格差が発生することはほとんどない。
なおこちらはTradingViewによるウェジットであり、リアルタイムで最新の価格を表示されている。
USDCの将来性と予想

- USDCは取引ペアとして普及
- 法定通貨と同じような決済手段として普及
- ステーブルコインの首位になる
USDCは今後、取引できる通貨ペアとして普及していく可能性がある。
USDCは大手取引所のCoinbase(コインベース)によるステーブルコインであり、当然コインベースを中心に扱われている。
クリプトのマーケットではコインの価格が変動しているが、その際に利益確定させるための便利な通貨ペアとして扱われている。
取引所による取引として扱われるだけではなく、法定通貨と同じように扱われるように普及していると推測できる。つまりクレジットカードや銀行で引き出しなど同じように扱われるようになると思われる。
現在ではステーブルコインの時価総額ランキングトップに位置するのはUSDT(テザー)である。つまり最も需要のあるステーブルコインがUSDTである。
USDCは定期的にアメリカの金融機関による監査を合格しており、信頼性が高まっている。今後USDTを超えてトップの座に着く可能性がある。
USDCの買い方

- Binance(バイナンス)で購入可能
- 日本国内の取引所では扱いはなし
USDCの購入方法だが、他の多くのクリプトカレンシーと同じく国内の取引所では取り扱いがない。
Binanceをはじめとして、多くの海外取引所では扱われており取引することができる。
USDCの取引高が高い取引所としては、Binance、Kraken、KuCoin、Huobi、Coinbase、Poloniexが挙げられる。

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